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屋根塗装について

屋根塗装は雨風・紫外線などから住まいを守る重要な工事。

屋根塗装の必要性と重要性、劣化状況や補修の有無など
快適で安心できる屋根の維持についてご紹介します。

屋根塗装の役割

屋根は大切な住まいを守り、快適な生活を維持するための大きな役割を担っていますが、屋根は日々、外壁に比べ、より多くの紫外線を浴び、雨や風にさらされる最もダメージを受けやすい部分です。

劣化していることに気付かず放置してしまうと劣化がすすみ、建物内へ雨水が侵入し始め、躯体や壁に影響を及ぼし、修繕費用もかさみ、残念な結果を招く恐れもあります。

そうなる前に、住まいの屋根材を把握し、屋根塗装の必要性の有無、定期的な点検、適切な修繕・屋根塗装が重要となります。

そこで、そもそもの屋根塗装の要不要や、屋根材、屋根の劣化、点検・修繕・塗装などについてご紹介いたします。

屋根塗装が必要ない屋根もある!

そもそも、屋根塗装は必要なのでしょうか?という疑問を持たれる方も少なくありません。それは、粘土を焼いて作る日本瓦(和瓦)と呼ばれる、屋根瓦は塗装の必要がなく、昔、日本家屋で最も多く普及していた事でこのような認識が広まっていると考えられます。

近年では、建築コストの削減や耐震強度などが求められるようになり、非常に重たくコストのかかる日本瓦の利用は少なくなりました。

現在では、安価で軽量な屋根材が多種販売され、またカラーバリエーションも非常に豊富でデザイン性も豊かなことから多く出回るようになりました。

これらの屋根材は、それぞれの屋根材にあわせた修繕や塗装が必要になるものがあり、塗装の必要性のない日本瓦と同じ認識を持っていると、気が付いた時には大変な事になってしまう恐れがありますので、家屋の屋根材をしっかり把握し、必要な対策を取っておくことが大切です。

屋根材によって異なる屋根塗装

屋根材は、一般的にスレート、ガルバリウム、セメント瓦、トタン、コンクリートなどが現在では多く使われており、屋根塗装を行う前には屋根材は何かを見定める必要があります。

屋根材には、それぞれの特徴があり、適した補修・塗料がとても重要です。住まいを守る大切な屋根を雨・風・紫外線等の劣化から守るために屋根材ごとの対策をご紹介します。

屋根材の特徴と屋根塗装!

  • スレート(コロニアル)屋根

    スレート屋根は薄い板状に加工された屋根材で、日本瓦に比べ安価で軽量のため施工性・耐震性に優れています。材質自体には防水性がなく、塗装でセメントと繊維をコーティングすることで防水性を発揮しているので、塗装によるメンテナンスが欠かせません。また、汚れが付着しやすく割れやすい性質があるためしっかり点検を行い、ひび割れ、欠けなどがあれば修繕も欠かせません。平均的には10年程度で塗り替えが必要となります。

  • ガルバリウム屋根

    ガルバリウム屋根はアルミ亜鉛合金メッキ鋼板です。熱反射性・耐熱性・加工性・耐食性・防水性・耐久性にすぐれたとても軽量な屋根材です。ガルバリウム屋根は、塗装がされていないものと、されているものがありますが、一般的には塗装をされているものが多く、色あせ、変形による浮き、サビなどが発生した場合は修繕・塗装が必要となります。ガルバリウム屋根は表面がとても滑らかで塗料が付着しにくく、知識と経験を重ねた熟練の塗装工事が必要となります。

  • トタン屋根

    トタン屋根は亜鉛でメッキ加工した薄い鉄板素材屋根です。非常に安価で雨に強く、軽量で耐震性は高いのが特徴です。断熱性や防音性が低く、要注意しなければならないのが、サビが発生しやすいことです。錆がひどくなると、美観はもちろん損なわれますが、雨により屋根を伝って落ちる雨にサビがまじるので、この雨にあたる屋根下全ての物にもサビが付着してしまいます。こうなる前に、定期的な点検や、塗り替えが重要となります。

  • コンクリート屋根

    コンクリート住宅の屋上やバルコニーとして活用されておられる陸屋根は、通常の屋根より水はけが悪く、カビやシミ、コケができやすく、また、人の往来があることで通常の自然劣化より劣化スピードが増す傾向にあります。特にコンクリートは、水を吸い込みやすく、ひび割れが起きやすいので、塗装はもちろん、防水工事は必須となります。
    ひび割れや、塗膜の剥がれなどを見逃さない定期的な点検がとても重要です。

屋根の劣化は要注意

屋根材には様々な種類があり、おこりうる劣化の内容もそれぞれ異なりますが、何もせず放置すると、いつか起こりうる代表的な劣化をご紹介。まずは、このような症状の有無をチェックする事が、大切な住まいを守るための重要なポイントです。

スレート・ガルバリウム・トタン屋根

※劣化内容は屋根素材によって異なります。
  • 屋根材のはがれ 屋根材のはがれ
    屋根材のはがれ

    劣化や強風などにより、屋根材がずれたり、はがれたりしている。

  • 劣化・色褪せ 劣化・色褪せ
    劣化・色褪せ

    屋根材が朽ちていたり、色褪せていたりの劣化症状が見受けられる。

  • ひび割れ ひび割れ
    ひび割れ

    屋根材にいつのまにか、ひびがはいっている箇所がある。

  • 欠け 欠け
    欠け

    屋根材の一部がかけている。

  • さび さび
    さび

    屋根のあちらこちらに、さびが発生している。

  • こけの大量発生 こけの大量発生
    こけの大量発生

    屋根のいたる箇所にカビやこけが大量に発生し、付着している。

  • シート防水の劣化 シート防水の劣化
    シート防水の劣化

    屋根材の裏にあるシート防水がボロボロになっている。

  • 雨漏り 雨漏り
    雨漏り

    部屋の天井から雨漏りが発生している。
    また、形跡がある。

コンクリート屋根

  • はがれ・浮き はがれ・浮き
    はがれ・浮き

    塗膜や防水幕にはがれや浮きがある。

  • ひび割れ ひび割れ
    ひび割れ

    コンクリート自体にひび割れが見受けられる。

  • コーキングの劣化 コーキングの劣化
    コーキングの劣化

    隙間や境い目を埋めているコーキングがひび割れている。

屋根の劣化は見落としがち!

外壁塗装と同時に行うことの多い屋根塗装。お見積もり前の現状把握として、屋根の点検も行いますが、酷くなった屋根の状況をご説明する際、多くの家主様が「いつもいつも屋根の事なんか気にもしていないし、見てもいない」と言われます。そうなんです!これが私たちも普通だと思います。

まさか屋根材がはがれていたり、欠けていたり、ましてや雨漏りなんておきるはずがない!と、皆さんそう思われています。
その多くの原因は、外壁と違い、屋根は普段ほとんど目にする事がないからです。また、これに加え、見ようとしても、高所であるため全ての屋根を簡単に見る事ができず、例え劣化症状が進んでいても確認のしようがないからなのです。
屋根の劣化は非常に見落としがちですので、定期的な点検が非常に重要となります。

ポイント

屋根の点検は危険!

屋根は遠くからなんとなく確認することは出来ますが、やはり近くで全ての屋根を点検しなければわからない事も多くあります。ハシゴを使って屋根に登るのも危険で、屋根に上がったとしても、滑り落ちたりと、多くの危険が伴います。

また、屋根材を知り尽くし、塗装・防水の知識を持った者が点検を行わないと屋根に上がっても全く無意味に終わります。

このような危険が伴う屋根の点検も、当社では無料で行っておりますので、ご自身で屋根に絶対に登らず、是非お気軽にご相談ください。

屋根材を見極めた適切な屋根塗装が重要!

屋根材は、代表的な物で、スレート、ガルバリウム、トタン、コンクリート屋根をご紹介いたしましたが、それぞれの屋根材が持つ利点を最大限に生かした塗装を行うことがとても重要で、間違えれば、せっかくの特徴が生かされず残念な結果を招いてしまいます。また、それぞれの屋根材が持つ欠点もしっかりと把握した上で、目を凝らし点検を行い、修繕・修復・交換なども行い、この欠点を補う塗装が求められます。

スレート(コロニアル)屋根

<利点>
日本瓦に比べ軽量である耐震性が高い施工が容易であるデザインが豊富
<欠点>
防水性がないひび割れがおきやすい雨に弱い汚れに弱い
ポイント

防水を重視した塗装工事がとても重要で、また、ひび割れや欠けなどが非常におこりやすいので有無をしっかりと点検し、確かな修繕・修復・交換が必須となります。

ガルバリウム屋根

<利点>
サビに強い非常に軽量である耐震性が高い耐久性に優れている汚れがつきにくい雨に強い
<欠点>
衝撃に弱い断熱性が低い遮音性が低いデザイン性に劣る屋根塗装・防水工事の専門性が必要
ポイント

非常に軽量である反面、とても薄いので風や衝撃により変形する事で雨漏りの危険があります。
また、サビに強いのですが、サビないと言うわけではありません。こういった点も踏まえた、定期的な点検が重要です。汚れがつきにくいのは、表面がとても滑らかであるからですが、その反面、塗料が付着しにくく、知識と経験を重ねた熟練の塗装工事が必要となります。

トタン屋根

<利点>
軽量である耐震性が高いひび割れにつよい雨漏りしにくい
<欠点>
断熱性が低い遮音性が低いサビやすいデザイン性に劣る
ポイント

非常にサビやすいトタン屋根は、サビが発生してまうと、穴が空いてしまい雨漏りの原因になりかねません。また同時に見た目も非常に悪くなりますので、定期的な点検・メンテナンスが重要で、特にしっかりとしたコーティングを要す確かな屋根塗装工事が欠かせません。

コンクリート屋根

<利点>
コンクリート住宅ならではの強度がある(耐震・耐風・耐火に優れている)
<欠点>
水はけが悪い水を吸い込みやすいひび割れやすい防水工事が必須
ポイント

コンクリートは水を吸い込みやすく、ひび割れやすく、また、コンクリートや屋根は陸屋根が一般的で、フラットであり水はけが悪いため劣化スピードも高まり、カビやシミ、コケ、塗膜のはがれなども生じます。そのため、補修工事は必須となり、また、水対策として、確かな防水工事と屋根塗装工事が求められます。

屋根塗料の特性と機能性!

屋根塗料は数種類に及びますが、代表的な塗料はアクリル塗料・ウレタン塗料・シリコン塗料・フッ素系塗料・無機塗料があげられます。それぞれ、特性が異なり、特に大きく異なるのが耐用年数で、5年~25年と大幅な違いがあります。この違いは非常に大きく、耐用年数が長ければ長いほど塗替えの頻度が少ないので、金銭的な負担が少なくなります。

その他、雨水と共に汚れを落としてくれる物、防汚性に優れそもそも汚れが付きにくい物、コケやカビが生えにくい物などもあり、さらに、遮熱・断熱を実現する機能性に優れた塗料もあります。

ポイント

屋根塗料選びのコツ!

屋根塗料はまず、屋根材に適した塗料を選ぶ必要があり、その塗料の中から、耐用年数、機能性、色、価格などを考慮し決定しますが、種類が豊富にあるので、知識がなければ決めるのは非常に困難です。

塗料選びは、ライフスタイルに合わせ、費用とのバランスを見極め、耐用年数や屋根材の欠点を補填する塗料選びが非常に重要です。

当社では、屋根材・屋根塗料を知り尽くした専門のスタッフがお客様のご要望に寄り添い、ご相談しながら適切な塗料をご提案し、確かな屋根工事を行っております。

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